ライン

旅立ちの朝
The morning of the departure.

____________________________________________________________________________________________

 今から岡崎駅へ行きます。

 10月5日,朝6時、

ユーディスは寮から岡崎駅へ行くところです。

彼女の表情は少し緊張しているようでした。

彼女は寂しさを感じ
ているためか、

あるいはまだ眠いためなのか

いつもの笑顔があ
りませんでした。



Judith goes now to the Okazaki station

 On October 5th, at 6 a.m.

It was early morning.

Judith
was going to the Okazaki station.

A few of her looks
seemed tense.

Was she feeling lonely ?

Or,will she has
been still sleepy ?

There was not a usual smiling face.

東の空が暁光に染まり明けてゆく、

いつもと同じ一日の始まりなのに

心なしか、辺りの葦間から聴こえてくる水鳥の鵜声が、

今はひと際、虚しさすら感じさせる。

初秋の朝風は頬に冷たい・・・

まして早朝、人気のない Student Village は、

なお更”惜別”の想いをつのらせる。

good bye・・・
8月22日から、お世話になったこの部屋とも

今日でお別れ・・・

近くには、いつも学友達と一緒に通った

Judith の自転車が名残り惜しそうに見送っていた。

此処から駅までは、僅かな道のり、

長いようで短かくも感じた

岡崎での”秋止符”に、愛惜の想いがそっと掠める。



NEXT

ライン